ハクビシンの生態
1分でわかる タヌキとハクビシンを見分けるポイント5つ
「ハクビシンってどんな顔してる?よく間違われるタヌキとどう違うの??」
「そもそもタヌキ自体も、キャラクターやイラストでしかわからないよね。」
今回はハクビシンとタヌキの違いをクローズアップして見ていきましょう!
タヌキとハクビシンの違いその1 顔 正面からの見分け方
ハクビシンの顔で一番特徴的なのは、頭上から鼻先まで伸びた白い線状の模様。
遠くから見てもわかります。その他は目の下や耳の前に白い斑紋がある場合もあります。
ではタヌキは?タヌキのイラストは、よくアイマスクのような眼のまわりを囲ったかんじに描かれますが、実際は目と目の間はつながっていません。
タヌキとハクビシンの違いその2 鼻先の違い
ハクビシンの鼻は一般的にはピンク色、タヌキは黒という違いがあります。
中には黒っぽい鼻のハクビシンもいるようですが、ネコの鼻と同じような感じで、だいたいピンクだけど黒っぽいのもいる、と覚えてはどうでしょう?タヌキはイヌ科なので犬と一緒の黒、と考えると覚えやすいです。
形は犬のように鼻先が長いのが特徴です。
タヌキとハクビシンの違いその3 体つきから見分ける!
実際小動物にでくわす時って、遠くで横切ったのを目撃した、とかそんな感じですよね。
ハクビシンは全長90cm~110cmですが、その約半分がシッポです。スリムな体にスッと伸びるシッポが特徴です。
タヌキは全長50cm~75cm。シッポはイラストのようにふわっとしています。よくあるタヌキのイラストで、シマシマ模様になっていますがそれはアライグマですよ~。
脚はハクビシンはやや短め。タヌキの脚は意外としっかりしていてネコやイヌ位あります。毛がふっくらしている秋冬は短く見えますが、夏のスリムボディの頃は柴犬のようにがっしりした黒い脚です。
毛の色や模様は、一概に言えませんが、肩から前足にかけて黒い模様があればタヌキである確率が高いです。
フォルムの違いで見分けるなら、タヌキの場合は季節によって大分見た目が変わるので要注意です!
ぽちゃっとしたかわいいタヌキは冬の姿、夏はびっくりするくらい細くて犬と間違うようなフォルムのタヌキもいます。写真のタヌキだけでもかなり違いますよね。
↑これ、みんなタヌキです。
↑ハクビシン
タヌキとハクビシンの違いその4 足跡はここをチェック!
次は足跡をチェック!被害にあった畑や果樹などの近くに動物の足跡はありませんか??
屋根裏のほこりがたまったところに動物の足跡はありませんか?
雪が降る地域の皆様、屋根裏で動物がいるような気配があったときは、家の周りや屋根の上をチェックしてみてください。
積もった雪の上に小動物の足跡を見つけるチャンスです!
ハクビシンは5本足、タヌキは4本足(5本目は地につかない)跡が残ります。
タヌキの足跡は、下の図のように表しましたが、じつはイヌとネコにとてもよく似ているものもあります。
タヌキとネコを見分けるポイントはツメ跡があるかどうか。ネコは普段はツメを引っ込めているので跡がつかないそうです。
タヌキとイヌの足跡はほとんど同じだそう。そういう場合は場所で見分けるといいそうです。道など犬が通るところは判別がつかないので、敷地内などで探してみてください。
タヌキとハクビシンの違いその5フンの見分け方
最後はフンをチェックしましょう。
ハクビシンは屋根裏に巣をつくり、糞尿を一か所にまとめてすることが多いです。
これがハクビシンの一番の問題点。糞尿が病原菌のもとになったり、天井を腐敗させたりします。
雨漏りでもないの天井にシミがあったり、縁の下に小動物の気配があったら早めにチェックしましょう。
見分けるポイントは、ハクビシンの糞はあまり臭いがしません。筆者も何度かハクビシンの糞を見ましたが、そんなに臭いはありませんでした。ハクビシンは果物や植物のタネをよく食べるので、その残骸が糞に含まれていることが多いそうです。
タヌキは屋外にタメフンと言って、皆でまとめて1箇所で糞をします。そして臭いがとても強いでのが特徴です。
タヌキとハクビシンの違いまとめ
ポイント | ハクビシン | タヌキ |
顔(正面) | 額から鼻にかけて白い線がある | 目の周りの黒い模様は離れている |
鼻さきの特徴 | ネコのようなピンクの鼻が多い | 犬のように長くいて黒い |
ボディ(全体の姿) | スリム | 冬はまるまるとしている・肩から脚にかけて黒い模様がある |
足 跡 | 爪がある5本指 | 爪がある4本指 |
糞 | 無 臭 | 強い臭い |
以上、いかがでしたか?あやしい動物がいたら、早めに正体を見極め、対処することをオススメします!
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